今年は世界大会が目白押し。北京オリンピック、洞爺湖サミット。12月には東京で各国の悩めるオヤジ達が一堂に会し、家庭問題を地球規模で議論し合う「世界亭主サミット」も開催される(笑)。  '08年は日本のオヤジ達にとって、記念碑的イヤーになるだろうと断言しておきたい。  その通称「先進国苦悩サミット」では、全世界の亭主達のため息排出量の削減を掲げているが、イイ男がいないと嘆くうら若き独身女性達のため息排出量の問題も看過できない。  しかし心配には及ばない。イイ男はちゃんといる。どこにって? それは花婿大学に決まってるじゃないか(笑)。嘘じゃない。花婿大学を卒業した男性が、結婚した暁に、イイ亭主になることは、この不肖・天野が保証する。 責任は持たないが(笑)。


[第一部] 会長 天野周一基調講演

亭主達よ、時代の流れを察知せよ!マストスキルは、亭主力だ!!

「CHANGE!!」が時代の言葉となっている。アメリカでは、史上初の黒人大統領に選ばれたオバマ次期大統領が叫び、日本では、全亭協会長の天野が叫び続けてきた。  そう、「亭主が変われば、世界は変わる!」と。   今、変革期の訪れの靴音が地球規模で聞こえ始めてきた。全亭協の世界大会開催も、12月に迫っている。  11月9日、「北九州国際会議場」で開催された天野周一基調講演と第2回花婿大学には、そんな世界情勢を受けてか、かつてない数の観客が詰めかけた。  「今あなたがチェンジしなきゃ、あなた(亭主)をチェンジするわよ!」と会長自身の〃変革〃体験談から始まり、これまでの講演とはひと味違う視点から天野節が展開。全亭協の活動の進化を窺わせながら、会場はいつも以上に笑いの絶えない盛況ぶりを見せた。  最後に流れた全亭協のシンボル・ストーリーの「10秒のキス」も、これまでとは違った波紋を会場に集った人々の心に残したに違いない。

第1部キーワード「サーヴァント・リーダーシップの時代」

お馴染みの「愛妻の素晴らしき進化年表」が披露され、いかに上手に妻の尻に敷かれるかのワザがレクチャーされた。その秘訣は、サーヴァント・リーダーシップ理論と同じであると天野会長は解説。どちらも相手をどれくらい気持ちよくさせられるかがポイントで、これからは、もてなしができない男は上司としても、亭主としてもダメ!?


[第二部] 第2回 花婿大学

妻の笑顔を引き出すためにオヤジ達は日夜努力しているのだ

花婿大学の卒業試験が進む中、壇上では全亭協の有段者による公開お悩み相談会(?)が、展開された。妻子と寝室を分けられる窮状を訴えた会員が、「これからは川の字ではなく、海の字で寝ればいい」と、板橋十段からアドバイスを受ける場面も。端から眺めているとただの笑い話だが、当人にとっては至極真面目な問題。もっとも、会員同士、苦し紛れとも取れるやりとりに、会場からはクスクスと笑いが漏れていた。だが大問題になる前に、こうした家庭内の小さな問題を解決しようと、無い知恵を絞り合う亭主達の姿こそ、来るべき時代の証、のはずだ。


焼きカレー講習 オヤジの手料理、新定番!?

「伽リー本舗」のオーナー・松井氏が登場。家庭でもできる焼きカレーのレシピを披露した。
@耐火皿にご飯を盛る Aカレーソースで全体を覆う B卵をのせ、黄身の部分をとろけるチーズで皮膜する Cオーブンでカレーに焦げ目が付くくらい焼くと完成!


[第二部] 花婿大学試験〜卒業証書授与

明日の“新・亭主関白”達は、ここから生まれる! 感動のフィナーレ!!

「花婿大学に入学することが既に〃買い〃」と、天野会長もお墨付きの花婿大学生達だが、会場が一番の盛り上がりを見せたラストの卒業証書授与式は、彼らが一番緊張した瞬間だったに違いない。  壇上で、合格者に一枚、一枚渡される、世界で最も意味のない(?)資格証書。しかし、これが大切な意味を持つ。というのは、次の独身女性との懇親会の切符になっているからだ。残念ながら、数名の不合格者を出したが、彼らにも救済措置が取られ、花婿大学に入学した全員が懇親パーティーへの参加を許された。


花婿大学第2期生卒業式

花婿免許は婚活女性の注目の的!?
上手に妻の尻に敷かれるための心得とそのワザ(初級)を問う花婿大学の卒業試験。合格者に授与される花婿免許は、「世界一役に立たない資格」と言われているが、婚活中の女性にとっては、独身男性のランクを測るための隠れアイテムになっているとも噂される。


[課外授業] 花婿大学懇親会パーティー

独身女性よ、花婿大学卒業生をつかまえろ!彼らこそ、イイ男の資質を備えた男達だ

独身女性達と花婿大学生の懇親パーティーは、会場を移し、「ステーションホテル小倉」で催された。  ワンテーブル、9〜10人の女性に対し、3名の男性が着き、それぞれ自己紹介していく。男性は3分ごとに各テーブルを移動する仕掛け。全部のテーブルを回ったところで、男性、女性とも自分の気になった相手をリクエストし、2人きりで話せるコーナーも用意されていた。  会場の盛り上がりは前回以上。男性も女性も、真剣に、フランクにトークが交わされ、多くのペアが誕生した。そして、早くも第3期の花婿大学の開講も決定した。


2人はお似合い…?

アゲインBOXとごめんなさいBOX
参加者全員に配られたナンバーカードとリクエストカード。気になる相手を「トークコーナー」に呼び出し、そこで2人きりで、2分間話してもらい、呼び出された方が外のボックスで返事をするというもの。これだけでも、10数組のペアが結ばれた。