「妻はいつでも微笑みたがっている。そして、それが出来るのは亭主であるあなただけなのだ。」
この時、会場から割れんばかりの拍手が起こった。全亭協のメッセージは、確実に全国に広がりつつある。
家庭の崩壊は、社会の崩壊に繋がる。それを変え、日本の未来に明るい希望をもたらすのは、私達のような通りすがりの 普通の亭主の意識改革だ。
愛の三原則、そして非勝三原則を福岡から、全国へ、そして全世界へ。時代の新しい潮流は、フリーマガジン「リセット」の 一本のコラムから始まった。
全国亭主関白協会 会長 天野周一


2007年3月17日(土)(さみしいなオヤジの日)
アクロス福岡国際会議場



[第一部]天野周一 基調講演
  
妻や子の笑顔を引き出せるのは、 亭主であるあなた です。

日本で一番尻に敷かれている男、天野周一による、第一部「会長天野周一基調講演」。「全く役に立たない話」と、早速会場を笑いに包んだ言葉で始まった講演だったが、観客は時に抱腹絶倒し、時に真剣にメモを取って、壇上の天野へ視線を送っていた。
  世間の悪い状況は、家庭の崩壊に問題があると考える天野は、日頃の研究の成果として、家庭円満のための450種の奥義を余すことなく披露。さらにメディアでも注目されている「愛の三原則」「非勝三原則」本邦初公開の「家庭の絆復活三原則」の意義を解説した。そして観客の間でも最も印象深かったという、この言葉で締めくくられた。
「妻や子の笑顔を引き出せるのは、亭主であるあなただけです」。壇上を後にする天野に、会場からは延々と拍手が贈られた。

 

[第二部] オヤジシンポジウム
なぜ、上手に妻の尻に敷かれるのか、それは家庭内生存率を上げるためです(笑)

天野周一(五段)を筆頭に、田中(七段)、細川(四段)、そしてタキシード姿で身を包んだ日本で唯一の十段を持つ板橋亭主が壇上へ並ぶ。会場からの質問に高段位者より日頃の実践を踏まえた、イザコザ解消の奥義の伝授や家庭内の居場所の見つけ方が次々に披露された。
  名言も生まれた。「家庭内生存率を上げるには?」の質問に静かに座っていた板橋十段は”戦わずして負ける“と答えた。思わず会長である天野も唸る。見てはいけない、言ってはならないことを知り、夫婦の間合いを保つのが、夫婦円満の秘訣であると。いやはや、十段の貫禄、まざまざと見せつけられた。

 

[第三部] 全国亭主関白協会 '07 全国大会 in 福岡 
妻や子よ、それでも私を捨てるのか!?

全亭協会員の3人が、入会してから夫婦生活がどのように変わっていったかを発表。さすがに実体験とあって、3人の話はリアリティとユーモアと説得力に満ちた内容。共通して言えることは、自分が変われば、家庭円満に近づけることを実感したということだった。
  最後は全国から駆けつけた会員が壇上へ集結。「愛の三原則」「非勝三原則」の唱和。そして天野の「亭主力!」のリードに、「アゲ!アゲ!」と全員で高らかに拳を突きあげ、幕を閉じた。全亭協が日本の家庭を明るくする。そんな期待感が会場にいた人々に芽生えたに違いない。

 
全国亭主関白協会 全国大会in福岡
Dinner Party
アクロス講演会二次会

疲れきったオヤジ達は、懇親会と称した飲み会の会場へ。立食パーティで歓談したのち、全国から集まった会員の内、10名の段位認定式が執り行われた。北は福島県いわき市、南は熊本県・天草の会員が、この段位認定式のために集まったというから驚き。中には異例の五段の飛び級も認定され、会場はオヤジ達の笑い声に包まれた。